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SDGs活動紹介

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消化管がん早期診断のための尿中バイオマーカーの開発



活動の概要 無侵襲サンプルである尿検体を使用し、食道癌?胃癌?大腸癌の消化管がんを早期診断する尿中バイオマーカーの開発研究を行っています。すでに現時点で、食道癌?胃癌?大腸癌患者および健常者から、1000例以上の尿検体を集積しています。尿中に含まれる微量タンパクやmiRNA、エクソソームなど様々な因子を解析し、非侵襲診断バイオマーカーの開発を行っています。また最近は、血清エクソソームを使用したバイオマーカー開発も行っています。
活動の時期 論文発表:2019年12月、2020年11月、2021年4月
researchmap URL https://researchmap.jp/takaya_shimura
関連する論文 1. Okuda Y, Shimura T (Corresponding author), Iwasaki H, Fukusada S, Nishigaki R, Kitagawa M, Katano T, Okamoto Y, Yamada T, Horike SI, Kataoka H. Urinary microRNA biomarkers for detecting the presence of esophageal cancer. Sci Rep. 2021 Apr 20;11(1):8508.
2. Shimura T (Corresponding author), Dayde D, Wang H, Okuda Y, Iwasaki H, Ebi M, Kitagawa M, Yamada T, Yamada T, Hanash SM, Taguchi A, Kataoka H. Novel urinary protein biomarker panel for early diagnosis of gastric cancer. Br J Cancer. 2020 Nov;123(11):1656-1664
3. Iwasaki H, Shimura T (Corresponding author), Yamada T, Okuda Y, Natsume M, Kitagawa M, Horike SI, Kataoka H. A novel urinary microRNA biomarker panel for detecting gastric cancer. J Gastroenterol. 2019. Dec;54(12):1061-1069.
関連する特許 胃癌尿中miRNAバイオマーカー (PCT/JP2019/21098)
食道癌尿中miRNAバイオマーカー(PCT/JP2020/24027)
大腸癌尿中miRNAバイオマーカー (PCT/JP2020/30676)
期待される効果、今後の展望 【強み】
?無侵襲で安価な尿検体を用いた、がん診断バイオマーカーの開発。
?すでに多数例の尿検体を保持し、素早く?質の高い研究が可能。
?がんコホートの約半数は、早期がん症例の尿検体であり早期診断バイオマーカーの開発が可能。
?国際共同研究により、グローバルに適応可能なバイオマーカーの開発が可能。薬剤標的の探索にも応用可能。

【実用化イメージ】
?尿を使用し、消化管がんのスクリーニング検査を行う。
?尿はどこでも誰でも採取可能であり、検診として自宅で採取し尿検体を解析する。
?将来的には、自宅でも測定可能なキットの開発を目指す。

最終的な臨床応用へ展開するために、診断試薬?キット開発などが可能な国内企業およびアカデミアとの共同研究を模索しております。また早期開発段階からの共同研究も募集しています。
所属 医学研究科 消化器?代謝内科学
氏名 志村貴也
専門分野 消化器内科 ? 腫瘍内科

尿中miR-6807+miR-6856-5p+H.pylorによる胃がん診断バイオマーカーパネル

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胃がん切除後に尿中miRNA発現は低下

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