学部?研究科?附属病院の歴史
学部?研究科?附属病院の歴史
共用機器センターは、「未来プラン」に沿って、研究施設運営会議で策定された共用機器に関する方針を実施する機関として平成29年(2017)に発足した。同年に医学研究科?薬学研究科が文部科学省の「先端研究基盤共用促進事業」に採択され、それを機に全学の研究機器を有効活用し、どの部局の研究者も学内にある多様な機器を効率よく利用できるよう、全学研究機器の共用化を推進する使命を当センターが担うこととなった。当センター発足前は、各部局の研究機器は研究科単位では把握されていたものの、研究科間での情報共有は個人レベルの情報交換に留まっていた。そこで当センターの委員を中心に、学内にある研究機器のリストアップと共用利用の可能性を調査し、全学で共有できる研究機器の一覧を作り上げた。
さらに、それを元にそれら共用機器の利用が、全学どこからでも可能となるよう、ウェブを介した共用機器予約システムを構築し、平成30年(2018)から運用を開始した。これに加え、共用機器の利用料も全学で統一することで、どの研究科からも共用機器を利用しやすい環境を整えた。このように研究環境を整備することで、学内にあることがわからず利用を考えられなかった機器について、目的とする研究機器を研究者自身が全学から検索し統一の利用料で予約?利用することが可能となった。平成31年(2019)度からは医学研究科?薬学研究科で共用機器の入退室をカード管理するシステムの運用を開始した。利用可能な共用機器は現在166にも及び、利用者も発足以来順調に推移している。
共用機器は研究に必須の機器を多く含んでおり、当センターの機器を利用して発表された研究?学術論文も多く、本学の研究発展に寄与している。澳门皇冠_皇冠国际-体育*比分2年(2020)には名古屋工業大学との技術情報の交流も開始し地域との技術交流も進めている。当センターでは、これらリスト化した共用機器について、利用をさらに促進?効率化するべく、機器の利用マニュアル等の作成を進めており、全学に開かれた使いやすい研究機器の整備を目指して、今日も努力を続けている。
共用機器利用実績
総稼働時間 | 55,272 時間 | |
利用者 延人数 | H29年度 | 32,093 人 |
H30年度 | 28,868 人 | |
R1年度 | 32,939 人 | |
機器利用学術論文 | 115 報 |