澳门皇冠_皇冠国际-体育*比分

图片

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  人間文化研究所 >  イベント開催報告 >  サイエンスカフェ開催報告 >  【7/22開催報告】サイエンスカフェ 吉田一彦先生

【7/22開催報告】サイエンスカフェ 吉田一彦先生


第93回 Human & Social サイエンスカフェ
2023年7月22日(土) 15:00~17:00
吉田一彦 先生 「最澄による日本仏教の〈改革〉とその影響」

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
【開催報告】

第93回サイエンスカフェは、3年前COVID-19という災禍に見舞われ幻に消えた回から始まりました。

本日講師を務められた吉田一彦先生が、その3年前の回で語られる予定だった「鬼と神信仰」、冒頭から始まったこの話題が、最澄とどんな関係が?と気になりながらも、日本の仏教伝来は鑑真和上が渡来した年だけでなく5回あったなど繰り広げられる仏教論説の数々に、あっという間に歴史の世界に引き込まれていきました。

ともかく興味深い、ワクワクしながら聞き入っていると、本日本題の最澄が登場致しました。吉田先生の「プラスが多くても、マイナスが多くても彼の生涯の業績の絶対値は巨大」という言葉に、日本における天台宗の開祖としてしか最澄を知らなかった私は、本日のテーマの奥深さを感じた次第です。

最澄の生い立ちから始まり、「願文」の作成、時の政府に重用された理由に至り、なんと冒頭の伏線回収!鬼=鬼疾、鬼払いが語られました。さすが、吉田話術の巧みなこと。そこからは、歴史の授業では知りえなかった「人間?最澄」の姿がありありと浮かび上がってきました。

終わってみれば、あっという間の120分。政に利用され、政を利用した宗教者?最澄は何を目指したのか…。そんな余韻が残るサイエンスカフェのひと時でした。また吉田先生がご登壇される日が来ることを心待ちにしております。
(本学卒業生 浅岡裕子)

サイエンスカフェ 吉田先生

サイエンスカフェ 会場のようす